カニを解凍する際には、その風味や食感を損なわないように注意が必要です。この記事では、美味しくカニを解凍するためのコツと方法を詳細に解説しています。
時間をかけて自然解凍する
カニを解凍する際は、急激な温度変化を避けるために冷蔵庫でゆっくりと自然解凍することがおすすめです。
冷蔵庫内で約24時間かけて解凍することで、カニの身が痛むのを防ぎ、旨みや食感を維持できます。
甲羅のついている”姿のカニ”は、大きさやカニ味噌の量によっては1日半から2日近く掛かることもあります。
他の冷凍食材よりもカニの解凍には時間がかかります。
解凍中の水分対策
カニを解凍する際には、水分が多く出ることがあります。
これを防ぐために、解凍中はカニをキッチンペーパーや新聞紙で包み、水分を吸収させましょう。
また、カニの下にもペーパータオルを敷いておくと、より効果的です。
ラップは避ける
解凍中のカニにラップをかけることは避けましょう。
ラップが密着してしまうと、カニの表面に水分が溜まり、風味が損なわれることがあります。
蒸し解凍法
急ぎでカニを解凍したい場合は、蒸し解凍法がおすすめです。
まず、大きめの鍋に水を入れ、蒸し器をセットして火にかけます。
カニを蒸し器に入れ、弱火で10分程度蒸し上げることで、早く解凍することができます。
ただし、この方法は食感が若干損なわれることがありますので、注意が必要です。
加熱調理する際の注意点
解凍したカニを加熱調理する際は、低温でじっくりと火を通すことが大切です。
高温で急激に加熱すると、カニの身が縮んで食感が損なわれることがあります。
また、加熱時間も短くし、カニの旨みや風味を逃さないように心掛けましょう。
解凍後の保存方法
解凍したカニをすぐに食べることができない場合は、冷蔵庫で適切に保存することが大切です。
解凍後のカニは、乾燥を防ぐためにラップをかけず、水分を吸収するためにキッチンペーパーで包みましょう。
冷蔵庫の冷たい部分で保存し、できるだけ早く食べるようにしましょう。
カニが冷蔵庫入らない場合
なるべく暖房の入っていない部屋の中で、濡れタオルや濡れキッチンペーパーに包んでなるべく低い温度でゆっくり解凍します。
カニが旨味が残って美味しいかは、一言でいえば「低温で時間を掛けて」解凍したかがポイントです。
鍋物に入れるカニ、焼きガニの解凍
鍋物に入れるカニは半解凍または、一度解凍したものを使います。
熱い中にいれるのだから同じ?と、考えがちですが、急速冷凍時に掛けられた水(グレース)がお鍋の中に溶けて不味い出汁になります。
焼きガニは、完全に解凍させてから調理するのがポイントです。
やってはいけない解凍方法
電子レンジでの解凍 :カニの身が痛んだり、食感が損なわれます。また、温度が不均一になりやすく、一部が過熱されてしまうこともあります。電子レンジでの解凍は、他の方法が利用できない場合のみ、低温設定で解凍してください。
熱湯での解凍:カニの身が急激に加熱され、風味や食感が失われます。また、カニの旨み成分が熱湯に溶け出してしまうこともあります。
室温での解凍:カニの表面と中心部が解凍される速度が異なり、カニの身が痛んだり、風味が損なわれます。また、室温での解凍は、食品衛生上の問題もあります。
直接加熱調理:直接加熱調理すると、中心部まで火が通らず、カニの旨みや風味が損なわれます。また、食感も維持できません。必ず解凍してから加熱調理してください。
- 直接加熱調理:直接加熱調理すると、中心部まで火が通らず、カニの旨みや風味が損なわれます。また、食感も維持できません。必ず解凍してから加熱調理してください。
これらのやってはいけない解凍方法を避け、前述の美味しくカニ解凍のコツ方法を活用して、新鮮な状態でカニ料理を楽しみましょう。
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